2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

長岡弘樹さんの「教場0」「傍聞き」が人に勧めたくなるほど面白かったのでレビューします。

▼傍聞き 消防士や刑事など社会的に役割を持つ人々を主人公に、その業務に絡む人生の一場面を切り取った短編集。どれもそれぞれの課題は残されたまま、何かが大転換するわけではないが、その人の心に転機になるような変化が起き、じんわりと温かい読後感を残…

海外での評価の高い中村文則さんの最新作「その先の道に消える 」が面白かったのでレビューします。代表作の「教団X」や「R帝国」と比べて読みだ易い。

中村文則さんの代表作と言えば「教団X」や「R帝国」。 どちらもページ数が多く、手に取るのが億劫という人もいると思いますが今回の作品「その先の道に消える」は中村文則さんにしてはページ数が少なく、とても読みやすい作品になってます。 刑事ものの作…

2019年度の直木賞を受賞した「宝島」が面白かったのでレビューします。

私は読書が大好きな30代半ばの男です。生まれも育ちも沖縄ということもあり、 沖縄の戦後を描いたといわれる直木賞を受賞した「宝島」を先日購入し、読み終わったのでレビューします。 第160回直木賞受賞 宝島 作者: 真藤順丈 出版社/メーカー: 講談社 発売…

個人的に面白かった小説17選。

面白い本に出会うと、その本について誰かと話し合いたくなりませんか? 個人的に厳選した誰かに紹介したくなるような小説を紹介します。 1、 ミレニアム 作者: スティーグ・ラーソン 最高の小説です。シリーズ化していて1~5まででていますが、作者のスティ…